11月15日㈫、3・4時間目、本校大講堂にて性教育講演会を行いました。
昭和大学・上田邦枝教授をお招きし、「生命理解と、性の健康の理解」をテーマに、3時間目は全校生徒、4時間目は高校生を対象にお話しいただきました。
本校でのご講演は3回目になります。
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3時間目は主に「生命」に関するお話。
妊娠のしくみや赤ちゃんが無事産まれることの奇跡、男女がお互いを尊重する大切さを学びました。
3000gの赤ちゃん人形を中学生全員が抱っこし、その重みを実感していました。
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抱き方に戸惑ったり、赤ちゃんの顔をじっと見つめたりと、それぞれが自分なりに体感している様子でした。
赤ちゃんを先生のもとへ返す際には「赤ちゃんが可愛かった!」と言葉にする生徒もいました。講演後に記入した感想用紙には「首がぐらぐらして怖かった」「思ったより重かった」などの声が多数ありました。
4時間目は、高校生を対象とした「性」に関するお話。
今度は高校生が赤ちゃん人形を抱っこする体験をしました。
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助産師の資格をお持ちの先生が、これまで経験された具体的なエピソードを交え、生徒達に問いかけながら、自分やパートナー、そして赤ちゃんの命を守るために大切なことを教えてくださいました。
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男女それぞれの立場で自分事と捉え、学ぶことができたようです。
生徒の感想から抜粋
●性について学ぶことはいやらしいことではなく、大切なことだと知りました。
●自分達が産まれてくる確率が250兆分の1だということを知って、改めて命の大切さを学びました。
●赤ちゃんを産む時に命がけで長い間痛みを我慢することはきっと辛いだろうなと思った。それでも産んでくれた母親やサポートしてくれた父に感謝を伝えないといけないと感じました。
●改めて命の大切さやパートナーとのコミュニケーションの大切さを学べてよかったです。
保護者の方にも多数ご参加いただきました。
学校全体で「いのち」について考える、貴重な機会となりました。