~4つのカリキュラムポリシーで未来に向けた教育を実践します。~
新しい歴史を刻み始めます
1923年(大正12年)、本学園の前身である日の出女学校が創立しました。その志を引き継いだ澁谷近蔵は、「真の教育は魂の教育」と信じ、「どこまでも修養本位・人物本位で教育をしなくてはならない」と考え富士見丘高等女学校を創立し、「教育の中心を和とし、礼儀正しく、互いに敬愛・協力し、情操豊かで勤労を尊び、あわせて自主的で誠実な女性の育成を期する」と教育の指針を定め、3つの校訓「敬愛」「誠実」「自主」のもと女子教育に邁進してきました。長い歴史の中で培われた「アットホームで堅実、自主的で誠実」である校風とその精神は脈々と受け継がれ、2023年に100年の歴史を刻みました。
しかし、社会の在り方そのものが急激に変化する中、総合的な人間力を養い、多種多様な価値観を包容し、男女の区別なく互いの特性を認め合い、理解・尊重し、ともに学び、支え合い、互いを活かし、一人の人間(ひと)として生き抜く力が必要となります。この変化を見据え、本学園も建学の理念の中の「女性」という部分を「人間(ひと)」に変えなくてはならないと考え、2019年度から男女共学化を図り、学園に新しい歴史を刻み始めました。創立以来の伝統と、女子教育で培ってきたノウハウを活かし、時代の変化に応える新しい教育、100年後の未来を支える教育を構築していきます。
100年後の未来を支える22世紀教育
3ステージ制で、一人ひとりの「夢」を実現する
成長段階に応じた独自のクラス編成
本校は男女共学で週6日制(土曜は4時間)を実施しています。平日に学年に応じて7時間目に授業や講習がある曜日があります。中高6年間のスタート学年である中学1年次は、生徒一人ひとりの特長をとらえ、自己肯定感と他者理解を育み、学習に取り組む基本姿勢を確立するために、ホームルームクラスを、1クラス30名程度の少人数で編成しています。これは本校の大きな特長の1つです。中学2年次以降は、生徒の自立を促し、互いに切磋琢磨する環境へと段階的に切り替えています。中学2・3年次は1クラス35名程度のクラス編成、そして高校では1クラス40名程度での進路別クラス編成になります。また、中学3年次の夏期休業中に勉強合宿を実施し、希望進路の実現に向けての更なるモチベーションを高めます。※現在、中学は男女別クラス編成ですが、2025年度入学者から男女共学となります。
高校段階は、原則として特進クラス(男女共学)へ全員が進学しますが、希望進路の多様性に対応するために希望により進学クラス(男女共学)に進学することもできます。進学クラスの生徒は、高校1年次の成績によっては、高校2年次から特進クラスへの進級も可能です。高校2年次からは、特進クラスは文系特進クラスと理系特進クラスに分かれ、必修選択科目に加え、自由選択科目も充実したカリキュラムを準備し、より高みを目指して希望進路の実現を後押ししています。※現在、進学クラスは女子のみですが、2025年度入学者から男女共学となります。