10月23日(金)、中学1年生は校外学習として日本赤十字社神奈川県支部に伺いました。
事前に支部の職員の方に出前授業を実施していただき、生徒たちは日本赤十字社やその活動について学習しています。
当日は、視覚障害のある方に講演をしていただきました。
はじめに、「室内の照明はついていますか」という問いかけがありました。ほとんどの生徒が普段通り頷いて反応していましたが、「おそらく頷いたりしているのでしょうが、自分は全くそれを見ることができません」「問いかけには、はっきりと声を出して答えてほしいです」というお話があると、その言葉にはっとした様子で、その後は質問に対して声を出して返事をする様子が見えました。
講演では視覚障害のある方の生活に必要な白杖や盲導犬について教えていただいたり、日常に潜む危険について教えていただいたりしました。
特に、マンホールの蓋が開いていることに気づかずに落下してしまう、駅のホームから転落してしまうという話を聞いては、目を見開いたりして深く驚いた様子がうかがえました。
質疑応答の時間には、視覚障害のある方が絵画を描く方法や、点字の学習の仕方など、生徒自身が関心のある分野に関連した質問が投げかけられ、その一つ一つに丁寧にご回答くださいました。
休憩をはさんで、実際に視覚障害のある方を誘導する方法について学びました。
誘導する側の姿勢や声のかけ方についてのデモンストレーションを見せていただいた後、生徒同士で2人1組のペアになり、片方が目をつぶることで誘導法を実践しました。
特に階段の昇降の際は、「段差の始まりや終わりが分からなくて転びそう」「手すりの位置が分からなくて怖い」などの声が上がりました。
その後は支部の2階の展示スペースにて見学を行いました。実際に盲導犬と生活している方にお話を伺ったのち、配布された用紙に記載されているクイズの解答を探しながら室内を回り、AEDによる心肺蘇生法について学んだり、災害派遣のテントを見学したりしました。
最後は学年代表生徒がお礼の言葉を述べ、福祉教室は終了しました。
以下、生徒の振り返りを一部ご紹介します。
〈今回、このような体験をさせていただき、今まで気づかずに過ごしていたことや障害のある方の日常を知ることができました。この体験を生かすために、例えば点字ブロックをふさがないことや困っていたり危ない場面を見かけた際には、声をかけるなど積極的に行動をしていきたいと思います。〉
〈曲がるところや座らせるときが大変だった。階段の誘導で「1・2」と言い(タイミングを)合わせている人がいていい方法だと思った。〉
今回の学習を通して、生徒たちは視覚障害のある方への理解を深めるとともに、相手の立場に立って考え、行動することの大切さを学ぶことができました。日本赤十字社神奈川県支部の皆様には、貴重な学びの機会をご提供いただきましたことに、心より感謝申し上げます。
〈【日本赤十字社神奈川県支部】(https://www.jrc.or.jp/chapter/kanagawa/)〉
