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最近の図書室から

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 本校では読書好きの有志(高校生だけではなく中学生も参加)が、2018年から毎年「高校生直木賞」に参加しています。参加の様子はブログでも何度かご紹介していますが、改めて「高校生直木賞」とは、全国の高校生が、直近1年間の直木賞候補作から5-6冊読んで、「今年の1作」を選ぶものです。

  高校生直木賞HP https://koukouseinaoki.com/

年々参加校も増え、「高校生直木賞」主催のイベントも多種にわたって行われています。

「高校生直木賞」に選ばれた作品の著者の読書会やトークイベント、著名な作家のトークイベント、小説の書き方講座など、高校生たちにとって貴重な体験となる機会を企画していただいています。

今年8月に行われた凪良ゆうさん(第10回高校生直木賞受賞作品『汝、星のごとく』著者)のトークイベントに本校から2名の生徒が参加しました。以下は、その際の感想です。

 私は小さい頃から本が大好きで、本関係の仕事に興味があります。その中でも、作家や編集者はあこがれの職業です。そんな中、凪良さんとその担当編集者のお話を聞いて、作家も編集者も本が大好きで、常にどうしたら本をより良くできるのかを考えているんだなと感じました。
 本について楽しそうに話すふたりの姿を見て、「本を作る仕事をしたい」という気持ちが強くなり、もっと本が好きになりました。(中学3年 Aさん)

 今回のトークイベントでは、凪良ゆうさんと講談社「小説時代」の編集長で凪良さんの担当編集者の方から、凪良さんが小説家になるまでやこの作品(『汝、星のごとく』)が生まれた経緯など、小説家という職業の裏側についてお話を伺うことができました。
 また、小説家を目指している若者に対して良い文章を書くためのコツやスランプに陥ってしまった時の抜け出し方など、ご自身の経験からアドバイスをされる場面もありました。お話の後には一人ひとりサインをしてくださっり談笑されたりと、とても楽しい時間を送ることができました。(高校3年 Hさん)

 また、10月20日に刊行された伊予原新さん(2020年高校生直木賞候補作『八月の銀の雪』著者)の『宙わたる教室』(文藝春秋)を読んだ高校生、高校の教員の感想が、文藝春秋の「本の話」に掲載されています。本校の司書教諭の感想もありますので、ご興味のある方は、ご覧ください。
  文藝春秋「本の話」 https://books.bunshun.jp/articles/-/8318

 10月27日から11月9日は読書週間でした。また読書の秋ということで、10月31日(火)には中学1年生全員が1時間、図書室で読書を楽しみました。読む本が決まってからは、身動きひとつせずに読書に没頭する1年生の姿は凛として美しかったです。生徒たちがこれからもさまざまな本と出合えるよう、「図書室」もいろいろな発信をしていきます。

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