Success Clubでの取り組みに関して、大学生メンターにインタビューしました。

【質問１】Success clubとはどのような取り組みですか？

学習メンターという生徒さんよりも少し年上の大学生が、主に生徒さんとの対話を通じて、一人一人の学びを支援する取り組みです。具体的には、放課後の自習室の運営、勉強や進路に関する面談の実施などを行っています。教科の質問対応だけではなく、学習習慣の定着や未来デザイン設計も実施しており、幅広く生徒さんの勉強面をサポートしています。高い目標を持ったり、将来に向かったりする時に、生徒さん1人では難しいことが多いと思います。そこで、学習メンターとの関わりを通して、色々な教育改革の中でも変わらない力である「自ら学ぶ力」を身につけ、次なる行動につなげてもらうことを目標としています。

【質問２】生徒と接するときに心がけていることはありますか？

友達のようなヨコの関係、先生や親のようなタテの関係ではなく、ナナメの関係であることを特に意識しています。ある意味、絶妙な距離があるからこそ相談できることもあると思うので、“気軽に話せるお姉さん”のような存在でいられるように声掛けをするように意識しています。また、一方的に自分自身の経験を押し付けるのではなく、生徒さんが納得する学習法を一緒に模索していくことも大切にしています。大学生である私たちの過去の経験談をお伝えすることはできますが、それが必ずしも生徒さんにとっての最適解であるとは限りません。あくまで一例として捉え、自分自身に合った方法を模索してもらうように伝えています。

【質問３】生徒とのやりとりで印象に残っていることはありますか？

昨年度、success塾「数1A」という集団授業を実施した際に「数学の点数が20点上がった！」と報告をいただけたことはとても印象に残っています。授業で小さな成功体験を積み重ねた結果、結果が実ったことは生徒さんの自信にも繋がります。そのような機会を提供できたことは学習メンターとして誇りに思います。日常的な話ですと、「今日●●さんがいるから自習室に残ろうかな」と言ってくださったことも嬉しかったことの一つです。この言葉をいただいたとき、私は生徒さんとの「伴走者」として生徒さんの役に立てているのかなと思い、やりがいを感じました。