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610日㈮、中学1年生は特別授業「あすチャレ!ジュニアアカデミー」(主催:日本財団パラリンピックサポートセンター)を本校体育館で実施しました。

「あすチャレ!」とは、見方や考え方を刺激し、行動を通して社会を少しずつでも変えられるように、多面的な物事の捉え方を目標とするワークショップ型のプログラムです。当日は、パラアスリート(パラパワーリフティング選手)の戸田雄也さんに講師を務めていただきました。

【目的】

(1)立場の違う人との出会いや関わりを通して、校訓である「敬愛」および教育の根幹にある「奉仕の精神」を育む。

(2)多様性を認識し、受け入れ、一人一人が気付き、自ら考え、行動できるようになる。

(3)障がいのある人もない人も、思いやり、支え合い、違いを受け入れて、より良い社会をつくるためのきっかけ作りの機会とする。

【活動】

(1)講師の自己紹介とパラスポーツとの出会いの話

講師の方が下肢の障がいとどのように向き合ってきたのか。どのような進路を歩んできたのか。具体的な経験談を生徒たちに伝えていただきました。「障がいの有無は関係ない。自分の好きなこと、得意なことに挑戦し続けることが人生を豊かにする」というメッセージをいただきました。

(2)視覚障がい・聴覚障がいについての体験学習

目が見えない状況で、どのような工夫をすればじゃんけんができるか。言葉を使えない状況でどのような工夫すれば、伝えたいことを伝えられるか。生徒たちに簡単なゲームを通して、考えてもらいました。

(3)生徒の感想

・足を怪我していつも通りの生活ができなくなってしまったのに、辛くなったのに、自分が得意なことをして道を開いたことがすごいと思いました。T.Rさん

・障がいなどの有無でできる・できないを決める必要はなく、自分の得意なことを極めて挑戦したら良いと思った。S.Kさん

・車いすにのっていて、毎日が普通の生活をしている人よりも大変なのに(何が普通の定義なのかよく分からないけど)それでも頑張って毎日を楽しく生きようとしている姿に僕は心を強く打たれました。自分もいつ事故にあうのかは分からないけど、その時はその時で戸田さんのように明るく笑っていられるように。自分が苦手なことでも、「できない」ではなく「どうやったらできるのか」を考えて前に進んでいきたいと思いました。僕にとって、戸田王子は僕のヒーローになったと思います。Y.Aさん

・聞きたくてもなかなか聞けないような、貴重な授業だったと思います。改めてバリアフリーの大切さも分かりましたし、気を付けたいです。また、チャレンジして、自分の得意を見つけたいです。M.Yさん

・私は以前、白杖を持っている人を通りすがりに助ける女性を見かけました。その時の私はただ「すごい」としか思いませんでした。しかし今回の話を聞いて、今度は私もその人のようにしてみたいと思いました。N.Rさん

・「できないからやめよう」と思うのではなく、「どうやったらできるようになるか」「どうしたら一緒に楽しめるか」と考え、できる・できないの差を作らないことが大切だと思いました。K.Sさん

・戸田選手が話し始めたときに、障がいをもっている人とは思えないくらいとても明るく前向きな方なんだと思いました。でも、足が動けなくなったときは暗い気持ちになってしまったと聞いて、それでもこれだけ立ち直れるのはすごいなと思いました。戸田選手がこんなに明るく過ごせるのは自分のやりたいことを追及していたり、「悪いことがあっても必ず良いことが起きるんだ!!」という前向きな気持ちでいるからなんだなと感じました。パラリンピックの選手の動画を見ていて、みんなが輝いていたし、障がいの事を自分らしさと思って精一杯努力しているのが伝わりました。Y.Hさん

 あすチャレ!宣言

・めげても挑戦する。行動あるのみ。S.Hさん

・簡単なことでもいいから目標を定めていく。Y.Yさん

・リアクションを大きくして、みんなを元気にすることです。K.Kさん

・困っていそうな人に話しかけるのは勇気のいることだけど、思い切って行動してみます。E.Sさん

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