林間学校最終日です。昨日に続き、本日も素晴らしい晴天に恵まれました。
生徒たちの朝の動きはとても早く、起床予定時刻(6時30分)より大分早い段階から支度を進めていました。それだけ、最終日のプログラムにかける強い思いが各チームにあったのではないかと思います。
最終日のテーマは「クッキングコンテスト」です。朝食後、9時から活動開始の予定でしたが、8時30分には4チームとも活動を開始しました。用意するメニューは①ごはん、②豚汁、③野菜炒めの3品です。これを11時45分までにチームごとに調理していきます。用意されている食材、調味料、食器を自由に使って、チームごとにアレンジを加えて準備していきます。薪割りや火起こしなど、初日とは見違えるほど生徒たちはスムーズに作業を進めました。ただ、3品のメニューを同時に調理していく段取りの難しさはあったようです。途中で薪が無くなってしまい、それに代わるものを探す人も出てきました。
11時45分、いよいよ審査の時間です。審査員は5名の学年団です。生徒たちが力を合わせて作った料理をご紹介します。
1班
豚丼をまず作り、余った材料で味噌汁を作りました。
スペシャル食材はウインナーです。
野菜炒めはしょう油とごま油で味付けしました。
2班
ごはんの炊くことに関してとてもこだわりました。
野菜炒めは短冊切り、豚汁は銀杏切りで野菜を切りました。
豚汁は野菜を炒めて柔らかくしてから作りました。
3班
ダイコンを星形に切ってみました。
様々な調味料を混ぜ、料理に合うソースを作りました。
かまどを2つ用意して、効率的に料理を進めました。
4班
スペシャル食材はウズラの卵です。
片栗粉であんかけを作り、中華丼にしてみました。
昼食後、少し場所を移動して、チームごとの振り返りと、林間学校の閉校式を行いました。閉校式では、ファシリテーターの方、ホテルの方にお礼の挨拶をしました。また、クッキングコンテストの結果発表と審査委員長(技術家庭科主任)からの講評、そして、表彰状の授与を行いました。
最後に、学年全体で八ヶ岳をバックに集合写真を撮影して、林間学校の全行程は終了となりました。
この林間学校を通して、生徒たちには「一歩踏み出す勇気」を持ってくれることを期待しています。誰しも「初めてのこと」に対しては、不安や緊張が付きまとうものです。しかし、そこで殻に閉じこもってしまっては、成果も成長も期待できません。勇気を出して果敢にチャレンジする。その結果が成功であっても失敗であっても、その学びが、自分や所属チームの可能性を広げていきます。中学1年生の皆さんにはたくさんの伸び代があります。今後の学校生活で林間学校での学びを活かし、大きく飛躍していってほしいと期待しています