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【中1】あすチャレ!ジュニアアカデミー

 

6月9日㈮、中学1年生は特別授業「あすチャレ!ジュニアアカデミー」(主催:日本財団パラスポーツサポートセンター)を本校体育館で実施しました。

 

「あすチャレ!」とは「明日へのチャレンジ!」。ワークショップを通して見方や考え方を刺激し、行動を通して社会を少しずつでも変えられるという意識改革を目標とするプログラムです。当日は、日本財団パラスポーツサポートセンター(車いすバスケットボール選手)の伊吹祐輔さんに講師を務めていただきました。

 

 

◆目的◆

1)立場の違う人との出会いや関わりを通して、JRCの目標である「気づき」「考え」「実行する」を学ぶ。

2)障がいのある方の経験を聞き、障がいとは何かを「知って」「体験して」「聞いてみる」ことで考え、理解を深める。

3)障がいの「ある」「なし」にかかわらず、互いに思いやり、支え合い、共生する社会へ踏み出すきっかけにする。

 

◆活動◆

(1)講師の自己紹介とパラスポーツとの出会いの話

下肢の障がいとどのように向き合ってきたのか。どのような進路を歩んできたのか。具体的な経験談を生徒たちに伝えていただきました。「階段などの段差は私たちの生活にとって障がいとなる。だけど、みんなの工夫でなくすことができる。これはみんなにとっての『悩み』も同じです」というメッセージをいただきました。

 

伊吹さんとフェアにみんなが楽しめるように借り物競走をしました。まずはルールをチームごとに考えます。

 

チームごとに借り物競走スタート!

あるチームは「ケンケンパ」で走ります。あるチームは跳び箱やコーンを使います。やってみて、問題点を考えて、次のチームはルールを練り直します。

 

(3)あすチャレ宣言!

今日の体験学習について振り返りました。生徒一人一人が今日の学びを踏まえて、「明日に向けてチャレンジ」を書き出します。

●僕は、「あすチャレ!ジュニアアカデミー」がとてもためになると思いました。なぜなら、パラアスリートの伊吹先生と、障がいを持っている人のことを知ることができたからです。借り物競走はどのように走ったら、車いすに乗っている人と同じくらいの速さになるのかを考えることもできました。

●自分が一番印象に残ったのは祐輔さんの夢が野球選手だったということです。「車いすだからできないよ」ではなく、車いすでできることを探そうと思った祐輔さんは素敵ですし、自分に何か勇気をくれました。

●正直恥ずかしくて言えなかったのですが、実は僕も東京ドームでホームランを打ちたかったんですが、自分はどっちかというとサッカーの方がしっくりくる感じで、あきらめちゃいましたが、僕はサッカーでMFがうまくなりたいです。

●今回の借り物競走は楽しかったですが、まだ改善できる点はあったと思います。それに今回は借りるものは人でしたが、物でやってみるとまた別の改善点が見つかると思っています。私は車いすでは昇降機が必要なところでも、それを使わずに利用できる車両を考えていきたいです。今回は本当にありがとうございました。

●私は障がいをもっている人と一緒にいても、近づきたいと思ったことはあるけれど、話しかけても大丈夫か勇気が出ず、話せないことがたくさんありました。でも今日の「あすチャレ!ジュニアアカデミー」でこれから違いを受け入れて、障がいなど関係なく、たくさんのいろいろな人と触れ合っていきたいなと思いました。

●「もし1日歩けるようになったら何をしたいですか?」という質問に「ちゃりんこで立ちこぎしたい」と言っていました。それを聞いて、今私が歩けて何不自由ない人であるから、困っている人を助けることができるかもしれないと実感しました。だから今日の授業は良い経験になったし、明日から困っている人を助けようと思うことができたのでとても楽しかったです。

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